マンションの一室を事務所(オフィス)として借りる・買うという需要

デスクの上に置かれたコップとパソコンなどの仕事道具

弊社は中央区日本橋兜町にある不動産会社です。

最寄り駅は「茅場町駅」と「日本橋駅」となります。

場所柄、小ぶりな事務所探しをされている方も多く、借りる需要と買う需要ともに存在しています。

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◆事務所利用可のマンション一室

マンションの管理規約で事務所使用可とされている場合、マンションの一室を事務所として利用することができます。

管理規約により、業種の制限はあるため必ず確認が必要です。

事務所使用可となるため、ポストへは法人名義または屋号名義を掲載することができ、マンションによっては玄関ドアへも会社名義の掲載が可となっているケースもあります。

もちろん、そのマンションの一室で法人登記が可能です。

 

◆マンションの一室を事務所として選択する理由

事務所(オフィス)探しで、ご希望のエリアでご希望の賃料、ご希望の広さの物件が見つかれば、その物件で賃貸契約することになると思います。

同じく、ご希望のエリアでご希望の価格、ご希望の広さの物件が見つかれば、その物件で売買契約することになると思います。

ご希望に合った事務所が見つからない場合、マンションの一室が自ずと事務所探しとして選択肢の一つになってくるケースがあります。

 

◆マンションの一室を事務所として借りるor買う

事務所は借りる方の方が圧倒的に多いですが、買いたいという方もいらっしゃいます。

マンションの一室を事務所として借りたい方はもちろんですが、買いたいという方も時に弊社へ来店されることがあります。

その際に、ある程度ネットなどでは検索した結果、ご希望の条件に見合う事務所が見当たらなく、結果的にマンションの一室が候補となっているというケースが多いです。

特に15~30㎡ほどの広さを求める方が、弊社近隣では多い印象です。

茅場町駅周辺には昭和築の事務所利用も可能な分譲マンションがいくつか存在します。

そういったマンションが事務所探しの選択肢の一つとなってきます。

賃貸でも売買でも同様です。

 

◆買いたい場合はマンション一室が候補となりやすい

事務所ビルの中の一室が区分で売買される物件というのは東京といえども多くはありません。

そのため、事務所を買いたいという方はマンションの一室が自ずと候補となりやすいということになります。

(ビルを一棟を購入し、一室を自身の事務所として利用するというケースもありますが、もちろん少数派です)

 

◆事務所を買いたい方の理由

買いたい方の理由としては、住宅と同じく単純に家賃を払うよりも買う方が良いと考えていることがあげられます。

会計的には、賃貸の場合は毎月の家賃は経費としてそのまま計上され、購入の場合は減価償却して経費計上していくということになります。

購入の場合は法人または個人の不動産資産として所有していくことになり、税理士さんがバランスシート(貸借対照表)で管理していくこととなります。

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私自身は現在、事務所(店舗)は借りている身ですが、「賃貸か購入か」どちらが良いかという持論はもっておりません。

自宅の話と同様に、正解はない永遠のテーマかもしれません。

 

◆マンション一室を事務所使用する場合の注意点

マンションの一室を事務所として借りたい方も買いたい方も、最終的にはマンションの管理規約をしっかり確認する必要があります。

行おうとする予定の業種が管理規約によっては認められないケースもあるためです。

そのあたりは、まずは不動産会社へ確認してみて下さい。

また、実際にマンション現地へ足を運ぶと、ポストに掲載されている会社名でも、どういった業種の方々が事務所として利用しているのかわかったりもします。

最終的には、念のためにマンション全体の管理会社へも事前に確認しておいても損はないと思います。

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