日本では2033年には3軒に1軒が空き家?一方で戸建賃貸業(投資)ブームも

ぽつんと建つ一軒の戸建の空き家

データとして、「日本では2033年には3軒に1軒が空き家になる」といったものがあります。

現段階でも日本の空き家化は進んでおり、今後さらに加速していくことが予想されています。

そんな中、一方で不動産賃貸業(投資)のジャンルの中で空き家もターゲットとなる「戸建投資」にも注目が集まっています。

このトレンドは出版されている書籍の数でも感じることができます。

空き家については今後少子高齢化の進行する日本にとっての課題になることは間違いありません。

 

◆2033年に3軒に1軒が空き家

2033年に日本では3軒に1軒が空き家になるというデータもあると言います。

3軒に1軒というと、「お隣のどちらかは空き家」という状態ということになります。

実際には日本全国全体でみたら3軒に1軒は空き家になる見込みということになり、東京には当てはまらないデータです。

東京へは人口流入があり、空き家が増えるエリアは空き家化が進んでしまうという流れが、今後の少子高齢化とともに進んでいくと予想されているためです。

以前に、このブログでもコンパクトシティ化について書きましたが、人口が少なくなっている地域では行政による「街のコンパクト化」を掲げている地域があります。

コンパクトシティ化とは簡単に言ってしまえば、街(市区町村)のみんなが駅前などの場所に生活拠点をまとめて、街をコンパクト化しようといったものです。

東京の不動産会社として仕事をしていると、東京以外の他県の物件も取り扱うことがあります。

売買に向けて物件の調査をしていると、関東の1都3県の中でもこのコンパクトシティの政策を掲げている地域も存在するのを知ります。

私自身も千葉県八千代市で育ちましたので、「2033年に3軒にに1軒が空き家」というのは、何かピンとこないというのが正直なところです。

 

◆空き家を活用した不動産賃貸業(投資)の流行

不動産会社の人間として、私自身が不動産関連の書籍を読むことも多いです。

その中には不動産賃貸業(投資)の書籍も含まれ、ここ最近は「空き家投資」関連のものが多いなと感じています。

実際にここ3年くらいでも数冊は読みました。

手法としては空き家を購入し、リフォーム再生し(場合によってはDIYを加え)賃貸に出すという不動産賃貸業となります。

これはこれで、一つの空き家の有効活用であると言えます。

売る人がいて買う人がいる、そして買う人もまた目的を持って購入しているため、お互いにwinwinの関係が成り立っています。

一方でこういった書籍を読んでいても出てくる内容として、「0円でも買い手のつかない空き家もある」という事実です。

最終的には所有者がお金を払って買ってもらうという流れもあるようです。

さらに深刻なのは、お金を払っても買い手(引き取り手)のつかない空き家も存在するという事実です(原因は様々)。

 

◆空き家は今後の日本の課題

東京にて不動産会社をしているとこういった空き家問題については直接関わる機会がなかなかないものです。

しかし、すでに全国での空き家化は着々と進んでいる状況です。

今後日本では少子高齢化が進み、大相続時代になると言われている中、空き家問題に対しても様々な対応が検討されているようです。

「コンパクトシティ化」「空き家バンク」などと並行し、今後も様々なアイデアが出てくるものと思います。

空家を所有されている方や空き家を相続される予定の方にとっては重要な話題でもあり、不動産会社としても今後の動向についてアンテナを張っていこうと思います。

 

【別記】書籍『物件購入のための不動産投資「収支計算」バイブル』を読みました

不動産会社代表者かつ自社でも不動産賃貸業をやられている方の書籍です。

(先までの戸建を利用したという手法ではなく、一棟系の手法となります)

タイトルや動画サイトでの印象からも、収支計算や指標に特化したどちらかというと固めのイメージなのだろうと思って読み始めましたが、内容は全くの逆でした。

なぜ「賃貸業を行うのか」というような心の持ち方(マインド)の部分への記述も多く、読みやすい文章でした。

そこから内容としてはこれからの「働き方」にまで向かいます。

「個々の力」が今後大事になるというのは納得できるところがありました。

著者様の人間性にも何か惹き付けられ、読み終わった後には仕事に対してのモチベーションも上がる書籍です。