【職住近接】会社近くに住むことについて(茅場町駅の不動産会社視点)

会社の近くに住むという「職住近接」というライフスタイルがあります。

私自身も該当するため、個人としてと不動産会社としての視点でこのあたりについて書いてみます。

 

◆私自身が職住近接

まず初めに「職住近接」=「会社の近くが自宅」ということになると、私自身が自宅マンション出口から職場まで10秒程のため、正に当てはまります。これ以上の職住近接となると自宅兼事務所・店舗併用住宅の方々などになると思います。

職住近接で私自身が率直に感じていることは、「非常に良い」の一言です。自営業の身としての意見とはなりますが、今日現在4年以上その生活をしており、この生活状況には満足しております。特にコロナ禍において、出勤リスクも無かったため余計にそう感じているというのもあります。

職住近接のメリットをあげるとすると、「出勤時間」がナンバーワンとなり、その分を家庭事に当てられるというのが良しと感じています(現在子育て時期のため、余計にそう感じているとも思いますが)。

 

◆茅場町駅近隣は東京駅・日本橋駅が職場の方も多く住む

弊社は茅場町駅(日本橋兜町)の不動産会社ですが、近隣には徒歩圏内の日本橋駅や東京駅・大手町駅が職場となる方々も多く住んでいることを知ります。

このエリアの企業が社宅として部屋を借り上げ、そこに単身者が入居するというケースも多く見受けられます。現在私もこのような社宅の賃貸住居探しを頼まれている真っ只中でもあります。こういった職住近接の社宅ニーズも存在します。

賃貸物件(または売買物件)を個人で借りる際に、職場が東京駅・大手町・日本橋付近の方で茅場町駅近隣で探す方もいらっしゃいます(20代の単身者の方でもいらっしゃいます)。主な理由の第1位はやはり「職場から近いから」となり、歩いても帰ることができるエリアの物件需要は存在しています。歩けるという意味において、飲食店などで就業時間終了時に終電が終わっているような職種の方も茅場町周辺に住んでいる方も多くいると感じます。

 

◆職住近接のデメリットは?

職住近接のデメリットは何かを考えた時に、弊社近隣の例にてあげるとなると、さっと思いつくのは以下です。

  • 住宅コストが高くなる(※社宅や住宅補助有り以外)
  • 大きなスーパーは少ない
  • オンオフの切り替えが難しい

この他にもあるかと思いますが、仕事とプライベートの区別を完全につけたい方は、やはり、職場までは一定程度の距離を確保された方が気も休まるのでないかと思います。このあたりの考え方は人それぞれ違いますし、働き方によっても変わるはずです。20代に職住近接でも30代に結婚し、住環境を求めて引っ越しをするということも十分に考えられます。

その時々の時期・年齢での働き方や世の中の情勢などによっても物件選定(探し)の条件には変化してくるのは間違いないと不動産会社としても感じています。「職住近接は良いのか?」という問いについての正しい答えはもちろんありません。

 

 

【別記】書籍『一生に一度の資産形成のチャンスをつかむ不動産投資術』を読みました

読み始めて気が付きましたが、弊社からも近い日本橋蛎殻町の不動産会社の代表者様が著者でした。私自身、仕事でもプライベートでもこちらの会社の前(新大橋通り)を通ることがあります。

書籍の印象としては、非常に著者の「熱」が伝わってくる内容だと冒頭から読了まで感じました。「文章が躍動しているような」そういった表現が適切かと思います。「東京という都市の未来は明るい」とうのを感じさせてくれる内容です。

内容に惹き付けられたのが、東京の今後についての具体例で弊社周辺の街についても多く登場していたからだと思います。「日本橋」「東京駅」「築地」「新大橋通り」などなど、馴染みのある単語が書籍の中に登場し、さらにこれらのエリアの今後の期待感の記述がありましたので余計に惹き付けられました。東京全体についても期待が高まる内容です。

また、途中に箸休めのような形で差し込まれていたコラムのような部分に「旧富裕層と新富裕層の特徴」というようなものがあり印象に残っています。それぞれの住居選択や生活スタイル、考え方の違いなどについて書かれており、不動産会社の人間として、「高級住宅街の閑静な戸建を好むか、利便性の高いタワーマンションを好むか」という内容には何か説得力を感じました。

わくわくするような内容となり、こういった文章が書けるのは素晴らしいと感じつつ、同時に著者の仕事やライフスタイルに対する考え方も不動産会社として非常に勉強となる書籍でした。

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