あのアパホテルさんですが、創業以来、51年連続黒字だそうです。
51年ということは、
- バブル崩壊
- リーマンショック
- コロナ
と経験したことになります。
それぞれの混沌時代を乗り越えての連続黒字。正に盤石な企業と言えます。
アパホテル経営の強み
好業績の理由の一つとして、自社でホテルを保有していることをあげられていました。
自社で土地を購入し、ホテルを建て自社で運営するスタイルです(自社開発・自社運営)。
(※すべてのアパホテルさんがこういった形態ではありません)
国内も海外も有名どころのホテル会社は、場所=建物を借りてホテルを運営してるというのが一般的です。
現在、弊社(中央区日本橋兜町)の向かい側の永代通り沿いにもハイアットブランドのホテルが建築中ですが、事業主(オーナー)と運営(オペレーション)は異なっています。
- 事業主=オーナー:平和不動産様
- 運営=オペレーション:ハイアット様
参照:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000024148.html
アパホテルさんの場合は、事業主 兼 運営(=オーナー 兼 オペレーション)というスタイルのホテルが原則となり、それ即ち強みと言います。
今回のコロナで特に大ダメージを受けた宿泊業界。
各宿泊施設は営業時間短縮や営業自粛なども迫られました。
その中でのアパホテルさんの業績は、やはりアッパレの一言につきます。
重要な用地仕入れ
そんなアパホテルさんもいるホテル業界では土地仕入れも肝となります。
土地がなくてはホテル建築はできません。
様々なホテルデベロッパーの用地仕入れの動きはすでに活況を取り戻しています。
立地選択より開始するため、ホテル向き用地はオフィスビル・マンション用地としても適していることが、必然的に多くなります。
弊社にも時々、各業界の用地仕入れ営業マンが飛び込みでやってきます。
「何か仕入できる土地はないですか?」と。
そんな時に少しお話をし、各業界の現状をヒアリングさせて頂くこともあります(勉強させて頂いてます)。
彼ら用地仕入れ営業マンにとって、東京の駅近はやはり最重要ターゲットとなります。
このような用地仕入れの動きが活発になると、競争が生まれるため、当然、土地の市場価格も上昇傾向へ転じます。
コロナの影響で用地仕入れは、多少は様子見ムードが続いていました。
しかし現在、商業用地と呼ばれるような土地はマンション、オフィスビル、宿泊系のデベロッパー勢による用地仕入れ合戦が再び活況を呈しています。
そんな都内の現状です。
各主要都市や観光地でも、こういった状況であることは予想がつきます。
観光産業に強みを見せる日本。
引き続きアパホテルさんの活躍も続いていくのでしょう。